よくある質問と答え(OCIA/NOP認定について)

ここでは弊社で頻繁に受けるお問い合わせやご相談をとりあげ、それらに対するご説明をいたします。


Q1 OCIA/NOP認定について
:OCIA認定とNOP認定の違いについて教えて下さい。


Q2 JAS認定とNOP認定の互換性
:JAS認定を取得している製造業者です。うちのJAS認定品をアメリカに輸出したいのですが、どのような手続きが必要ですか?


Q3 JAS、OCIA、NOP基準の相違点
:JAS基準とOCIAやNOP基準はどちらが取得するのに難しいですか?


Q4 NOP認定原料の相互認証
OCIAインターナショナル以外で認定を受けたNOP原料を、OCIA認定製造業者が加工してOCIA品として出荷したい場合、どのような手続きが必要ですか?


Q5 倉庫の認定
:原料を保管する倉庫の認定は必ず必要ですか?


Q6 商社の認定
:OCIAマークのついた原料を日本の製造業者に販売しているのですが、OCIA認定が必要ですか?


Q7 TC
:よくTC(ティーシー)という言葉を聞きますが、なんのことですか?


Q8 非遺伝子組み換え証明書
:JASでは堆肥に含まれる遺伝子組み換え資材については何も問われませんが、OCIA認定を取得するには必ず非遺伝子組み換え(NON-GMO)証明書が必要ですか?





Q1 OCIA/NOP認定について
:OCIA認定とNOP認定の違いについて教えて下さい。
A1 OCIA認定はIFOAMに準拠したOCIA基準に基づく認定で、 米国ならICS、QAI、CCOFなど、カナダならOCCPなど、またドイツならDEMETERやNaturland、Biolandなどといった民間の認定の一つです。 一方、NOP認定はNational Organic Programという米国農務省の定める基準に基づく米国内の統一基準であり、 日本のJAS認定に似て国内で「有機」「organic」と表示するのであれば、この認定を取る必要があります。OCIAインターナショナルではどちらの認定も行なっており、同時に検査を実施することも可能です。 ただし、OCIA基準とNOP基準は重なるところはあるものの、別の認定基準のため、検査は同時に行なっても、判定の際のよりどころとする基準が異なります。 申請時にどの認定を取りたいかを明記する必要があります。


Q2 JAS認定とNOP認定の互換性
:JAS認定を取得している製造業者です。うちのJAS認定品をアメリカに輸出したいのですが、どのような手続きが必要ですか?
A2 NOP認定の申請をし、検査を受けて認定を取得する必要があります。OCIAジャパンを通して申請すれば、JAS検査と同時にNOP検査も受けられます。


Q3 JAS、OCIA、NOP基準の相違点
:JAS基準とOCIAやNOP基準はどちらが取得するのに難しいですか?
A3 それぞれの基準は独自のものであり、どの基準が難しいとは一概に言えません。 たとえば緩衝地帯の幅についてOCIA基準では8メートル以上と具体的に定めていますが、JAS基準やNOP基準では数値は明確に規定されていません。 堆肥についてはJASでは別表1に使用していい資材として載せてあるだけですが、OCIA基準では作り方や施用量について、NOP基準では堆肥を作る際の温度管理や切り替えしの回数まで規定しています。 一方、熱帯果実の追熟にはNOP基準では化学合成されたエチレンガスを使用することが許されていますが、JASではバナナ(経過措置でキウイも)の使用に限定されています。 こうした資材を使用している、あるいは使用せざるを得ない事業者にとってはJAS基準の方が難関であるといえるでしょう。 いずれにしても、取得を希望する認定の基準をよく把握することが大切です。


Q4 NOP認定原料の相互認証
OCIAインターナショナル以外で認定を受けたNOP原料を、OCIA認定製造業者が加工してOCIA品として出荷したい場合、どのような手続きが必要ですか?
A4 OCIAインターナショナル以外で認定を受けた原料を加工して最終製品にOCIAマークをつけたいのであれば、DocumentReview(書類審査)によって原料の同等性評価を受ける必要があります。 Document Reviewはロットごとに申請し、審査を受けていただきます。 その際、他機関で認定を受けた時に使用した書類一式をOCIAインターナショナルに提出する必要があります。 また、料金は250ドルを申し受けます。申請のための所定のフォームがありますので、OCIAジャパンにご連絡ください。 Document Reviewは時間も手間もかかり、新たなロットごとに同じ手続きを繰り返す必要があります。 判定の結果によっては同等性が認められない場合もあります。継続的に当該原料を使用する予定がある場合は、生産者自身がOCIA認定を取得されることをおすすめいたします。


Q5 倉庫の認定
:原料を保管する倉庫の認定は必ず必要ですか?
A5 以前、OCIA認定は”畑から食料品店の棚まで”を鎖のようにつないで有機性を保 持する、という意味から倉庫の認定も義務づけていました。しかし、数年前からは、必ずしも倉庫は認定を取らなくてもいい、という風に基準を改訂していま す。ただし、認定を取らなくてもいい条件として、
*倉庫内で原料の包装容器を開封しない。
*原料の包装容器が薬剤を透過させない材質であること(金属製コンテナなど)。
*あるいは倉庫内でOCIA基準で禁止している資材を使用しない旨の誓約書を提出すること。
といった各項を定めています。これらの条件を満たすのであれば、倉庫が認定を取得する必要はありません。しかしながら、認定を受けていない倉庫で破袋があった場合、その袋は有機性が失われたとみなされ、修繕やリパックはできません。その分、非認定倉庫を利用する商社や製造業者はリスクを負うことになります。



Q6 商社の認定
:OCIAマークのついた原料を日本の製造業者に販売しているのですが、OCIA認定が必要ですか?
A6 OCIAの基準では「OCIA品を取り扱うすべての場所は実地検査が入り、認定を取らなければならない」とされていますが、 商社に関してはOCIA/NOP品を扱うからといって、必ずしもOCIA/NOP認定を取る必要はありません。 もし商社がTCを発行する必要があるなら、認定を取る、発行する必要がなければ認定は必要ない、と考えてください。 現状では、欧米の商社は有機品の取引の際にTC発行を求めています。 TCは認定を取得している事業者でなければ発行することができないので、有機品を海外、特に欧米に輸出するような場合には、商社も認定を取得する必要があるといえます(TCについての詳しい説明はQ7をご参照ください)。


Q7 TC
:よくTC(ティーシー)という言葉を聞きますが、なんのことですか?
A7 従来よりオーガニック品の取引にはTransaction Certificate(取引証明書)を使用することが慣例的に行なわれてきました。 この取引証明書のことを通称TCと言います。 TCは、そこに記載されている品物(品名、ロット番号、重量、取引の日付、誰から誰に販売されたか等が明確に記載されています)が確かに有機認定を取っているということを証明する書類です。 生産者と直接取引きのない製造業者でも、品物とともにこのTCを入手することで商社を通じて購入した品物が確実に有機であることを確認し、有機品の製造に使用することができるのです。 TCはOCIA/NOP認定を取得していれば、誰でも発行することができます。 発行を希望する場合は所定のTC発行依頼書(Transaction Certificate Authorization. 通称TCA)に記入し、OCIAジャパンにお送り下さい。


Q8 非遺伝子組み換え証明書
:JASでは堆肥に含まれる遺伝子組み換え資材については何も問われませんが、OCIA認定を取得するには必ず非遺伝子組み換え(NON-GMO)証明書が必要ですか?
A8 遺伝子組み換えについては、欧米の有機認定ではとても厳しく規定されています。 圃場に植えつける種子や、加工食品の原料として遺伝子組み換えのものを使用してはならない、ということはJASにも規定されていますが、 さらに、OCIA/NOP認定も含めた欧米の認定の場合、堆肥などの原料に大豆かすや菜種かすを使用する場合、それらに対しても非遺伝子組み換えであることを要求されます。 もし、種子や加工食品の原料にNON-GMO証明書のとれないものを使用している場合、認定は取得できません。 GMO種子の作物を収穫したのち、36ヶ月間はNON-GMO種子の作物を栽培し、その後申請、認定となります。 しかしながら、堆肥に含まれる物質の一つについてNON-GMO証明書がとれない場合は、他の条件が基準に達していれば認定を取得することは可能です。 ただし、次回からすべての物質についてNON-GMO証明書をとることが条件としてつきますので、再度同じようにNON-GMO証明書のとれない堆肥を使用した場合は、認定は取り消しになります。 取り消しになったら、3年間は認定申請ができなくなります。


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